新学術「地下宇宙」2021年領域研究会

地下から解き明かす宇宙の歴史と物質の進化


研究会開催、2021年5月19日、20日、21日
オンライン

案内文

皆様

平成26年度より活動しておりました「地下素核」領域が、 さらに研究対象を拡充して、「地下宇宙」領域として採択されました。
つきましては、下記の通り領域研究会を開催しますので、 奮ってご参加ください。

東北大学ニュートリノ科学研究センター
井上邦雄

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           記


 新学術領域「地下から解き明かす宇宙の歴史と物質の進化」領域研究会を開催します。

(5月12日 追記) 兵庫県の緊急事態宣言の解除延長に伴い、完全オンライン開催に移行しました。
  • 日時:2021年05月19日(水)〜2021年05月21日(金)
  • 場所:オンライン
  • 参加料:無料
  • 現地参加登録・ポスターセッション申込締め切り:2021年4月29日
    →ポスター締め切り延長:2021年5月6日
  • オンライン参加登録申込締め切り:2021年5月21日
 地下実験室環境は、宇宙線の影響が小さく低バックグラウンド観測に適しています。 この地下実験室で発展したニュートリノ研究は、 現在、超新星や太陽・大気・加速器・原子炉さらには地球内部で生成されたニュートリノ観測を通して、 ニュートリノ振動の発見や、超新星爆発、太陽内の原子核反応、地球研究へも波及しています。 このように、地下実験室における極低放射能化の実現は、非常に稀な現象の探索への適用を可能にしました。 さらには、ニュートリノを放出しない二重ベータ崩壊や暗黒物質探索といった「地下宇宙素粒子研究」が、 新しい重要な学術分野として発展しています。

 本研究会は、こうした研究背景のもと、地下実験室の測定を通して宇宙の歴史と物質の進化を解き明かすという共通の目的を再確認するとともに、 地下実験における極低放射能技術という共通技術について議論・情報共有することを目的とします。

 おもな議論内容は、下記のとおりです。
  • ニュートリノを放出しない二重ベータ崩壊
  • 暗黒物質
  • 超新星ニュートリノ、地球ニュートリノ
  • 地下実験、極低放射能技術、極低温技術
 本研究会は、可能な限り対面を取り入れながら、オンラインでの参加も可能とするハイブリッド型での開催を予定しております。 申込者多数の場合には、締め切り前でも現地参加の登録を締め切らせていただくことが御座います。 オンラインでの参加も可能とするポスターセッションも予定しております。 若干の旅費の補助が可能ですので、希望者は登録時に申し込んでください。

皆さまのご参加をお待ちしております。

組織委員
東北大学 井上邦雄(領域代表、A01代表)
大阪大学 梅原さおり(A02代表)
東京大学 森山茂栄(B01代表)
神戸大学 身内賢太朗(領域事務、B02代表)
東京大学 関谷洋之(C01代表)
横浜国立大学 南野彰宏(D01代表)
大阪大学 吉田斉(D02代表)
東京大学 濱口幸一(E01代表)
東京理科大学 鈴木英之(E02代表)