計画研究 B03:高精度飛跡検出技術を用いた方向感度を持つ暗黒物質探索実験
本計画研究では、独自の“飛跡”検出技術を発展させ、次世代の暗黒物質の性質解明に必要とされる方向感度を持つ探索実験を推進します。
中(代表)が中心として進める超微粒子原子核乾板を用いたNEWSdm実験は、赤道儀を用いた暗黒物質の到来方向追尾とナノスケールの超高分解能飛跡検出技術による方向に感度を持つ暗黒物質探索を推進します。身内(分担)が中心として進めるガスTPCを用いたCYGNUS/NEWAGE実験は、ガスTPCの低雑音化・大型化を進め、これまでの10倍の感度での方向に感度持った暗黒物質探索を開始します。白石(分担)は、原子核乾板の高精度飛跡検出能力を生かし、keV領域の反跳原子核の直接的背景事象となる sub-MeV帯以上の地下環境中性子の精密測定を進めると共に、水素反跳飛跡による軽い暗黒物質に対する方向感度探索等の技術基盤を構築していきます。
これらのプロジェクトが連携し、方向情報を付与した次世代観測に向けた検出技術の高度化に向けて相補的な役割を担い、次世代の暗黒物質の精密理解に向けた中心的存在として世界をけん引していきます。 さらに、本計画研究は、E班、D班と連携した新たな物理探索や技術応用の拡大を図っていきます。
中(代表)が中心として進める超微粒子原子核乾板を用いたNEWSdm実験は、赤道儀を用いた暗黒物質の到来方向追尾とナノスケールの超高分解能飛跡検出技術による方向に感度を持つ暗黒物質探索を推進します。身内(分担)が中心として進めるガスTPCを用いたCYGNUS/NEWAGE実験は、ガスTPCの低雑音化・大型化を進め、これまでの10倍の感度での方向に感度持った暗黒物質探索を開始します。白石(分担)は、原子核乾板の高精度飛跡検出能力を生かし、keV領域の反跳原子核の直接的背景事象となる sub-MeV帯以上の地下環境中性子の精密測定を進めると共に、水素反跳飛跡による軽い暗黒物質に対する方向感度探索等の技術基盤を構築していきます。
これらのプロジェクトが連携し、方向情報を付与した次世代観測に向けた検出技術の高度化に向けて相補的な役割を担い、次世代の暗黒物質の精密理解に向けた中心的存在として世界をけん引していきます。 さらに、本計画研究は、E班、D班と連携した新たな物理探索や技術応用の拡大を図っていきます。
メンバー
代表者

東邦大学 准教授
原子核乾板による暗黒物質探索
分担者

神戸大学 准教授
ガスTPCによる暗黒物質探索

神奈川大学 特別助教
中性子の精密計測

中竜大 Tatsuhiro, NAKA
東邦大学 准教授
原子核乾板による暗黒物質探索
分担者

身内賢太朗 Kentaro, MIUCHI
神戸大学 准教授
ガスTPCによる暗黒物質探索

白石卓也 Takuya, SHIRAISHI
神奈川大学 特別助教
中性子の精密計測