大型液体シンチレータ検出器を用いた¹³⁶ Xeの0ν2β崩壊探索実験(カムランド禅)は、大きなマイルストーンである逆質量階層構造での探索を世界で初めて成功させました。現在、カムランド禅の感度を制限している最大のバックグラウンドは宇宙線によるキセノンの原子核破砕で生じる不安定核の崩壊です。
　本計画研究では、上述のバックグラウンドを除去するために、新型の電子回路システムを導入し、５年目に新しい実験フェーズを開始することを目指しています。また、深層機械学習手法を解析に導入し、より高度な0ν2β崩壊探索を行います。さらに、その方法を地球ニュートリノや天体起源ニュートリノ解析に適用し，地球始原隕石への新しい示唆や超新星背景ニュートリノの発見を目指した研究も推進します。

代表者

石徹白晃治　Koji, ISHIDOSHIRO

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東北大学　准教授
総括



分担者

尾崎秀義　Hideyoshi, OZAKI

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東北大学　特任助教
機械学習の導入、0ν2β崩壊探索

川田七海　Nanami, KAWADA

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東北大学　特任助教
地球ニュートリノ解析