計画研究 E02:全ニュートリノフレーバーを用いた超新星ニュートリノの理論研究
超新星爆発は銀河系内で数十年に一度起こり、その度に銀河全体にすら大きな影響を及ぼす極めて重要な極稀現象です。爆発時には1058個ものニュートリノが放出される宇宙で最大のニュートリノ射出場でもあり、爆発の成否にニュートリノが本質的な働きを果たします。ニュートリノは3種のフレーバーがあることが知られており、検出方法に依存して観測可能なフレーバーが異なることが知られています。本課題では、領域に参画している多様なニュートリノ検出器を活用し、全フレーバーを用いた理論テンプレート作成および観測手法の開発を進めます。特に、近い将来に銀河系内で超新星が発生した際に、日本の実験グループと共同で迅速に連携して世界に先駆けたサイエンス成果を創出するために、実験データから直接に超新星物理に迫る理論的枠組みを構築することを目指します。
メンバー
代表者
東京大学 准教授
総括、流体計算、理論モデル
分担者
九州大学 准教授
中性子星冷却計算、背景放射
東京理科大学 助教
前兆ニュートリノ、ニュートリノ振動
茨城工業高等専門学校 助教
流体計算、データ解析法
諏訪雄大 Yudai, SUWA
東京大学 准教授
総括、流体計算、理論モデル
分担者
中里健一郎 Ken'ichiro, NAKAZATO
九州大学 准教授
中性子星冷却計算、背景放射
加藤ちなみ Chinami, KATO
東京理科大学 助教
前兆ニュートリノ、ニュートリノ振動
原田了 Akira, HARADA
茨城工業高等専門学校 助教
流体計算、データ解析法